
LXR-02 V1.7 メンテナンスアップデート
Sonic Potions 新ファームウェア:LXR-02 V1.7 メンテナンスアップデート
Sonic Potionsからのファームウェアの開発が正式に引き継がれ、数時間におよぶ開発作業を経て、待望のLXR-02バージョン1.7のアップデートがリリースされました!
LXR-02 V1.7の主な変更点と改善内容
Octatrackとの互換性が向上
LXR-02をMIDIシーケンサーとして使用した際に、ElektronのOctatrackとの連携がよりスムーズになりました。
ステップパラメータ編集の強化
- ステップ(シーケンサーの1つのノート)を長押しすると、そのステップに割り当てられたパラメータが表示され、直接編集が可能になりました。
- 最大2つまでのパラメータをステップごとに保存可能です。
- 3つ以上編集した場合は、最も古い設定が上書きされる仕組みです。
キットモーフィングの挙動を改良
- キットを切り替えても、モーフ設定がリセットされなくなりました。
- ただし、モーフ値を最大(255)に設定している場合は、**キット変更時にわずかな変化が生じます。**それでも、以前より扱いやすくなっています。
オーディオ遅延の改善
- Rチャンネル(ステレオの右側)へのルーティング時に発生していた「クリック」ノイズが解消されました。
MIDIクロックの安定性向上
- 長時間使用時にMIDIクロックがずれてくる問題を修正しました。
- MIDI同期時に、LXRが意図せず自動でシーケンサーを再生開始してしまう問題も解決されています。
BPM設定がより直感的に
- BPMの制御方法に、「MIDI(MID)」または「アナログクロック(EXT)」の選択肢が追加されました。
- これにより、MIDIとアナログクロックは同時には使用できなくなりました。
- BPMをMIDまたはEXTに設定している場合は、エンコーダーを大きく回さないと変更が適用されない仕様になっています。これは演奏中に誤操作でテンポが変わらないようにする安全対策です。
ファームウェアアップデート手順
- 最新のファームウェアファイル(例:LXR_V2_xxx.img)をSDカードのルートフォルダに保存します。
- エンコーダーボタンを押したまま電源をONにします。
- ディスプレイに「LXR Bootloader」が表示されます。
- LXRがファイルのチェックサム(整合性)を確認します。
- 問題なければ、自動でアップデートが開始されます。
- アップデート中は、絶対に電源を切らないでください。
- アップデートが完了すると、LXRが再起動を促し、新ファームウェアが起動します。
バックアップをお忘れなく!
アップデート中、またはアップデート後にプロジェクトが破損してしまう可能性がごく稀にあります。
そのため、事前にSDカード内の全データをバックアップしておくことを強くおすすめします。