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OS アップグレード: Digitakt II & Digitone II OS 1.10
Digi IIシリーズにダブルOSの革新が到来!
Digitakt IIとDigitone IIが、OSバージョン1.10にアップデートされました。このアップデートにより、両機種がお互いの機能を取り入れつつ、新たな魅力的な機能が追加されています。それでは、今回のアップデート内容を詳しく見ていきましょう!
Digitakt IIの新機能
Comb+フィルター
Digitone IIに搭載されていたComb+フィルターが、Digitakt IIでも使用可能になりました。これにより、新たなフィルターオプションが追加され、金属的な響きや共鳴をより細かく調整できるようになります。
モノサンプリングの復活
多くのリクエストに応え、モノラルサンプリング機能が復活しました。これにより、従来のステレオサンプリングに加えて、より柔軟な音のキャプチャーが可能になります。
ルーティング可能なディストーションとベース幅フィルター
オーバードライブディストーションとベース幅フィルターを、他のフィルターオプションの「前」に配置するか「後」に配置するか選択できるようになりました。これにより、トラックの音作りの幅がさらに広がります。
キートラックモジュレーション
Digitone IIにも搭載されている「キートラッキング」がDigitakt IIにも追加されました。キーボード上の演奏位置に応じて、最大4つのパラメーターをモジュレーションできます。高音では特定のパラメーターが変化し、低音では別のパラメーターが変化するなど、演奏に応じた音の変化が可能になります。
Digitone IIの新機能
コードモード
指一本で簡単にコードを演奏できる「コードモード」が追加されました。さまざまなスケールやルートノートを選択し、直感的にハーモニーを作ることができます。さらに、コードルート、コードセンター、コードスプレッドなどの設定で細かい調整が可能。最大16個のコードを保存し、瞬時に呼び出せる「コードメモリ」も搭載されています。
Overbridgeストリーミング
OS 1.10では、Digitone IIのすべてのトラックを個別にPCへマルチストリームできるようになりました。さらに、Overbridgeプラグインのベータ版が現在テスト中で、近日中に正式リリース予定です。
アルペジエーターの回転と速度調整
アルペジエーターのオフセットを回転させることで、新しいメロディシーケンスを生み出せるようになりました。また、新たなアルペジエーター速度設定が追加され、コードモードとの組み合わせでより幅広い演奏表現が可能になります。
共通の新機能(Digitakt II & Digitone II)
トラックスワップ
トラック間で設定・プリセット・シーケンサー情報をそのまま維持したまま交換できる機能が追加されました。ライブパフォーマンスやセットアップの整理に役立ちます。
アクティブトリガーへのパラメータロック(P-Lock)
ページまたはトラック内のすべてのアクティブトリガーに対して、パラメーターを素早く編集できるようになりました。
ライブ録音オーバーダブ
既存のトリガーを上書きせずに、新しいノートを追加できるライブ録音オーバーダブ機能が搭載されました。また、ライブ録音時にアクティブトリガーのみにパラメータロックを適用するオプションも追加されています。
その他の改善点
- メトロノームのオン/オフを切り替える新ショートカット追加
- Digitone IIのキットプレビュー機能
- Digitakt IIの新しいベロシティ vs ボリュームカーブ
- GUI(ユーザーインターフェース)の改良
- システムパフォーマンスの向上
その他の詳細なアップデート内容やバグ修正については、公式リリースノートをご確認ください。
Overbridgeとの連携
Digitakt IIとDigitone IIのOS 1.10を最大限に活用するために、Overbridge 2.18へのアップデートも推奨されています。新機能の詳細はElektronのYouTubeチャンネルで公開されているOSトレーラーをチェック!
最新のアップデートを導入し、Digi IIシリーズの進化を体感してください!